やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ローガン・ラッキー」鑑賞感想


2017年8月公開
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:レベッカ・ブラント
音楽:デヴィッド・ホームズ
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あらすじ:ジミー・ローガンはシャーロット・モーター・スピードウェイの建設現場から解雇された。昔の足のケガが原因だった。ジミーの弟クライドはイラクから帰国していたが片腕を失っている。クライドの経営する酒場にレーサーのマックスがやってきてクライドの片腕とジミーの足を嘲笑した。激怒したジミーとクライドはマックスの車を焼くなど仕返しをした。その後、ジミーはクライドにスピードウェイの現金を狙った強盗計画を打ち明ける。金庫破りの経験があるジョー・バングやその弟サムとフィッシュを仲間にして、計画は動きはじめた。
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 え? どういうことですか?
「本当に盗まれたのはあなたのお金」???
 金は全然盗まれていなくて、それなのに迷惑をかけた皆さんのところに金が贈られる??? どういうことですか???
 どうやったのか、ネタばらしがあったのですが理解できませんでした。
 ジミーの娘がよくできたお嬢さんでしてね、冒頭が娘とジミーの会話で始まるのです。まだ幼いのにたいへん利発なお子さんで感心しました。
 その娘もこの映画では重要な存在となっています。
 もうひとつ、NASCARです。アメリカはNASCAR大好きですね。舞台となるスピードウェイはNASCAR本部が近くにあって、9割のチームが80キロ圏内にあるそうです。観客席も16万席ということでとんでもない大きさです。ローガン兄弟が狙ったレースもNASCAR最長の距離を走るのだそうです。日本ではまったく馴染みのないことですが、重要な情報です。
 また、ジミーとクライドの妹がやたらと道路に詳しいですし、劇中で地名がよく出てきましたのでそのあたりも大切な情報なのかもしれません。
 劇中で1138という数字が出てきます。他の映画でもよく見る数字だと思います。元ネタはもちろんアレですが、みんな好きなんですかね、1138が。
 不幸な兄弟というものの、ジミーは不運ですけど、クライドは片腕がない以外は酒場を経営できているし繁盛しているようですし、そこまで不幸には見えませんでした。ただし、ジョー・バングも含めて皆がローガン兄弟を不幸でバカな兄弟といいますが、あまりそんなふうには見えなくて、計画はサクサク進んでいきました。
 全然飽きさせない119分は一瞬に過ぎ去ります。