やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ダンケルク」エキスポシティIMAX字幕鑑賞感想(ややネタバレ)


2017年7月北米公開
監督、脚本:クリストファー・ノーラン
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あらすじ:1940年5月26日から6月4日までフランスのダンケルクダイナモ作戦が決行された。ドイツ軍に追い込まれた40万の連合軍を英国へ救いだすという大規模な作戦だった。
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 鑑賞する前日、映画を見るつもりでもなく大阪へ遠出していました。ラジオでダンケルクをエキスポシティのIMAXで見ると楽しいというのを聴いて、急きょチケットをWEB購入しました。
 何年振りかのIMAXです。エキスポシティのIMAXは他とは違うらしいですね。確かに、映像は本当にすごいです。圧倒されます。正方形じゃないかというくらい縦にも長いスクリーンは声を失います。映像は最高です。
 こいつはすごい映画が始まったぞ!と思いました。CGを使っていない画面作りはとても信じられません。40万の兵士は板切れを立てているだけ、スピットファイアは本物、船も本物、とても信じられません。ノーランは頭おかしいです。
 ただ、出てくる兵士がどいつもこいつも顔が同じで見分けがつかなくて時系列がわからなくなってしまい、楽しめなかったです。スピットファイアもうちわみたいな翼がかっこ悪くてあまり好きな戦闘機ではありません。かっこいいと思うのはP-51です。翼が細くて角ばっていて機体もすっきりしています。
 クライマックスで英国からやってきた民間船の集団も小型が20隻程度しかいなくて、ついに助けが来たぞとばかりに感動的な音楽が流れるものの、隻数が少なくてどう考えても40万人が乗ることなんか無理です。ドーバー海峡をピストン輸送するとしても無理がある絵面だったのが残念で、ダンケルク、ちょっと、あまり評価いたしかねます。スピットファイアも3機とも無事帰還できていないというのもかなり残念です。少年を死なせた兵士もその後は少年が死んだことを知ることもありませんでした。何かしら兵士の行動、たとえば海上に浮かぶ兵士を助けるときにアクションを起こすとかやってほしかったです。
 今作の時系列ですが、某映画通によると『クラウスド・アトラス』式の時空変形圧縮型の編集というものだそうです。そのあたりは、ごめんなさい、私にはわかりませんでした。理解できませんでした。こいつは私は何度か見ないとわかりません。