2016年3月公開
監督、脚本:ガース・ジェニングス
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あらすじ:劇場を経営するバスター・ムーンは興業の失敗続きだった。給料を払えず、銀行の催促からも逃げている。しかし、前向きな彼は歌声コンテストで起死回生を狙う。
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予告から何か強いものを感じていた私はかなり期待していました。
しかし、作品の出来そのものは期待するほどのものではなかったです。
ひとつ言えることは、ショーですね。この作品は歌のショーです。楽しいです。
吹替で見ましたが、うまいっすねえ。長澤まさみもあんなにうまかったんですねえ。大地真央はさすがの宝塚ですし。もともとの英語版では出演がこれでもかというほどの豪華さに対して日本吹替はいまいちの布陣です。でも、うまいっすねえ。魅了されますし、楽しいです。
才能のある人々がその才能を発揮するだけの話ですし、才能のない者からすればこれと言って得られるものはありません。バスター・ムーンの前向きさは見習うべきでしょうけど。
あとは、ブタのロジータとか歌以外の部分で無理があり、かなり気になりました。自宅のアレですが、できるわけないじゃん、そんなこと……と思うわけです。ゴリラの父のクライマックスでの行動、ゴリラ自身も運転中にかなり迷惑かけてますし。気になる部分が多いです。脚本に無理が多いです。
歌以外はいまいちではないでしょうか。楽しいですけどね。
最後に、絵はもはや実写です。絵のレベルはあまりの凄まじさに、逆に何も思わないほどです。