やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「テラフォーマーズ」鑑賞感想


監督:三池崇史
脚本:中島かずき
原作:貴家悠橘賢一
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あらすじ:火星テラフォーミングのため送られたゴキブリが異常進化した。それを駆除するために西暦2599年バグズ手術に適応できた15人が火星へ宇宙船:バグズ2号で送られた。
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 三池崇史監督ですし、そんなに悪いことにはならないだろうと思っていました。脚本も中島かずきです。
 どんなに悪くても極道大戦争みたいに原作を料理してくれるんじゃないかなと期待していました。
 ところが公開数日前から山ほど酷評を目にするようになりました。きっと極道大戦争みたいに原作を破壊したのかなと思っていたのですが。
 そもそも監督はなぜテラフォーマーズの製作を引き受けたのでしょうか。ガッチャマンを断ったのに。一部の情報によると、三池崇史中島かずきは家族を人質にとられてやむをえずテラフォーマーズ政策に参加したとかしなかったとか。
 さて、私の感想ですが、皆さんがおっしゃるほどひどいとは思いませんでした。5点とか2点とかそんなことはないと思います。まだ観れます。
 脚本が崩壊しているし、場面の転換などおかしいところだらけです。演技が笑わせるほどのひどさでした。だけど、まだ観れると思います。上映時間109分に抑えたのは評価すべきでしょう。上映時間2時間の映画で4時間以上に感じさせるものがありますけど、今作は上映時間どおりの体感時間でした。ただ、クライマックスですね。そこが長く感じられます。バグズ2号の脱出ポッドで地球へ行くあたりから早く終わってほしいと思うようになりました。
 造形がひどいのは邦画だから仕方ないです。一番気になったのは火星の地表です。赤い小石を敷き詰めた、どこかのお庭みたいになっていますね。
 それにしても、本当に、どうしてこんな映画を作ってしまったのでしょう。三池・中島に何があったのか。とりあえず今年の映画ランキングぶっちぎりの最下位ですけど、まだ7点くらいはあるんじゃないかなと思います。なんだかよくわかんないけどまだどうにかこうにか観れる映画になっていると思い……ます……