2016年4月公開
監督:高橋渉
脚本:劇団ひとり、高橋渉
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あらすじ:ある日春日部市民が同じ夢を見た。それは隣の越谷でも起きていた。夢の玉の力で皆が好きなように夢を見ることができた。数日後には貫庭玉サキとその父親が引っ越してきた。それから夢の世界では異変が起きるようになった。大人が悪夢を見るようになり、何日か経つと子供も悪夢を見た。貫庭玉親子が関係しているのではないかと風間くんが疑いはじめる。
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今回はかすかべ防衛隊がメインとなるお話でした。その場合は良作に恵まれないので期待していなかったです。
かすかべ防衛隊メインなんだけど、途中から母と子のお話に移っていきました。
友情やら親子やらいろいろ盛りすぎて視点が定まらない感じでした。母の子に対する思いはこういうものなんだよということを伝えたかったようですが、そのために友情のほうが薄くなったような気がします。
ただ、久々にしんのすけの着ぐるみや別キャラのなりきりを観ることができました。
漫画のほうでは、今ではどうなのか知りませんが、初期だと着ぐるみ満載だったと思います。ゴキブリとか。それで久しぶりのものを観ることができてうれしかったです。今回の着ぐるみはイソギンチャクと建物探訪の渡辺篤史でした。イソギンチャクは一瞬でしたけど、建物探訪のほうは笑わせてもらいました。ありがとうございます。
サキの母が悪夢として出てきますけどホラー並みの悪夢です。泣いている子はいなかったようですが、騒がしい劇場が静かになったのは確かです。
親と子か……私の現状と重なる部分もあって、子として、うーん、今夜はうなされるかもしれません。
それにしても隣の客がいびきかいて寝たのには参りました。親かと思ったらその親が抱いている幼児がいびきをかいていました。まさかですよ。