2015年10月公開
監督:チャド・スタエルスキー
脚本:デレク・コルスタット
製作総指揮:キアヌ・リーブス
音楽:タイラー・ベイツ
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あらすじ:殺し屋の殺し屋ジョン・ウィックは一般女性と結婚して引退していた。しかし、妻が病死する。葬儀の後に妻がジョンのために犬を残していた。それからすぐに、ロシアンマフィアのボスの息子がジョンの愛車を盗み、しかも犬まで殺してしまった。ヴィゴはそのことを知って息子の死を予感したがなんとかしてジョンを抑えようとした。
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キアヌリーブスはいろいろありましたね。47RONINがコケるわ、ボッチだったところを知られてしまうわ、ところが、そんな彼の人気が再燃しました。本国では大ヒットしているようで何よりです。
さて、今作のあらすじを聞いたときはかなり期待してしまいました。
セガールみたいに圧倒的な力で敵をちぎっては投げちぎっては投げするのか、それともヴィゴが大勢の凄腕殺し屋を雇って次から次へとジョンを襲わせるのか、そんなことを想像していました。
だけど、そもそも愛車を盗まれた場面は、素人に背中を取られてあっさりやられてしまうわけですよ。
その後の復讐を始めてから、相手を倒すときにもたつく場面が多かったです。レスリングというか柔道のようなガンフーというアクションで戦います。寝技、関節技で相手をねじ伏せるのにけっこう時間をかけていました。それがもたついているように見えたのです。それが残念でした。
引退して5年が過ぎているから、腕がなまってしまったのですね。そのことをジョンウィックも認めていましたし。
ただ、ヴィゴに捕まって、イスに縛られたあとのアクションは爽快そのものです。引退する前のジョン・ウィックが戻ってきました。特に、車ではねた人を撃つ場面、最高じゃないですか。それと、物陰の人を車で回りこんで撃つところも、最高じゃないですか。
ジョンウィックの周りに集まってくる連中も良いですね。死体の掃除屋が良いですね。プロの周りにはプロが集まってくるのですね。
ジョンウィックが引退するときにやった仕事がどんなものだったのか気になりつつ、続編を強く希望します。既に撮影が始まっているという未確認情報もあります。新しいキアヌリーブスの始まりです。