2014年12月公開
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:ギリアン・フリン
原作:ギリアン・フリン「ゴーン・ガール」
撮影:ジェフ・クローネンフェス
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5回目の結婚記念日にニック・ダン(ベン・アフレック)は妻エイミー(ロザムンド・パイク)の失踪を知った。警察と過激な報道によってニックのイメージは崩れた。また、ニックの浮気や日頃の行動によって警察と世間は彼がエイミーを殺害したのではないかと疑いはじめた。
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こいつ(エイミー)は俺を怒らせた!
久々のクソビッチ登場に怒りが牛の糞みたいにモリモリですわ。こんなに怒りで震えたのは「涼宮ハルヒの憂鬱」のハルヒとエヴァンゲリオンのアスカ以来ですわ。ハルヒとアスカは怒りのクソビッチ二大巨頭だったのですが、エイミー登場でビッグスリーですわ。
許せねえ。マジで許せねえ。
映画館からの帰りは、怒りのあまり事故を起こしそうでした。
そりゃあまあ、ニックの浮気も悪いかもしんないけどさあ、でもさあ、その罪が霞むどころか消えてなくなる、いや、あんたは浮気して正解だったぜというほどにエイミーがクソビッチなんですよ。
エイミーに対してはどんな汚い醜悪な言葉を並べてもまったく足りません。言葉がありません。
映画の前半は、どう見てもニックがエイミーを殺してどこかに隠したとしか思えない状態でした。明らかにニックがアリバイを作っていたと思うのです。
ところがそれらはすべてエイミーが仕組んだことでした。
すべてはニックをエイミー殺害の罪で死刑に処すためのエイミーによる策略だったのです。
ニックは絶対犯人だなと思った私も所詮はエイミーの策にハマった愚鈍な男だったのです。
弁護士の登場と、エイミーの金を奪った男女は、「よし、ここからエイミーの転落が始まるぜ、ヒャッホー」と歓喜しましたよ。
ところがどっこい、エイミーはそれらの危機を乗り越えてしまうのですな。金を失って昔の男に助けを求めたらそいつがエイミーをどうにかしてしまいそうでした。それすらも振り切ってしまうのですからね。
エイミーに完敗です。敗北です。負けました。
ニックのところへ戻ったエイミーに天罰が下るのかなと淡い期待を抱きましたがそれも無残な結末へと向かいます。
敗北です。
悔しいです。こんな悔しい思いをした映画は初めてです。怒りと悔しさでどうにかなりそうです。
ところでニックの双子マーゴがニックのことを大好きなんですね。なんだかんだ言ってお兄ちゃんを愛してますやん。それはおいといて、マーゴに惚れました。めっちゃええ人ですやん。ゾッコンですわ。マーゴを泣かせたエイミーを俺は許さん!
それにしても、マーゴとニックがいっしょにいるときにエイミーから電話があってまずマーゴが出てそのあとニックに代わりました。あれは最初はニックのアリバイ作りだと思っていましたが、何だったのでしょうか。全然触れられませんでした。
あと、エイミーからの電話を受けてニックは自宅に戻って異常に気付いて大声を出したときそれを聴いた隣のおじさんは、その後まったく物語に絡んできませんでした。これもてっきりニックのアリバイ作りに利用されたものとばかりに思っていたのですが。
以上の2点は気になるものの、エイミーが最悪のビッチだということは変わりません。
そんなわけで、セブン以来の胸糞映画でした。ぜひご覧ください。