ふと日米の特撮ヒーローの歴史は太平洋戦争前と後の兵器開発の歴史と似ているのではないかと思ったのでした。
1966年、アメリカはバットマンを実写ドラマ化しています。当時なりのレベルなのか、当時としてもひどいレベルなのか、とにかく今観たらアレなバットマンです。
1971年、日本は仮面ライダーを放送開始しました。太平洋戦争でいえば零戦ではないでしょうか。
その後アメリカはスーパーマンの映画を経て、現代のX-MENシリーズやアベンジャーズなどに至っています。長い低迷のあとの超絶進化ではないですか。
一方、日本は仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズを続けてきました。少しずつ進化してきています。しかし、現在放送中のトッキュウジャーはターミナル駅があってトッキュウジャーの乗る列車が出たり入ったりする場面がありますがそのときの特撮がひどいと言っていいレベルだと思います。プラレールか!というほどのものです。
日本のヒーローはいまだに零戦に毛が生えた程度の特撮技術です。アメリカは脚本も映像技術もとんでもなく進化しました。
世界に通用しているアメリカの作品に対して、日本のライダーや戦隊はどうでしょう。
確かに映像技術は金がかかるし、金を集めることができているアメリカとそうではない日本を比べるのはダメかもしれませんが、それでもどうにかならないものでしょうか。
日本はゴジラシリーズを作らなくなって久しいです。そのゴジラもアメリカがリメイクしました。日本ではゴジラシリーズで観客を集められなくなったという意見もありますが、それはゴジラシリーズを進化させてこなかった製作側の怠慢が原因のひとつではないでしょうか。
なんとかならないんですかね、この状況は。