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「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。

映画「思い出のマーニー」感想(ネタバレ)

2014年7月公開
監督:米村宏昌
脚本:丹羽圭子、安藤雅司、米村宏昌
音楽:村松崇継
美術監督種田陽平
原作:ジョン・G・ロビンソン
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 12歳の佐々木杏奈(高月彩良)は喘息療養のため夏休みの間札幌から道東へ。大岩夫妻のもとで生活を始める。ある日、入江の向こうに洋館を見つける。潮が引いている間に歩いて洋館へ渡るとマーニー(有村架純)と出会った。
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 「マレフィセント」と2本立てで鑑賞してきました。そしたら、2本ともよく似た作品でした。どちらも真実の愛ってやつですね。
 最終的にはマーニーが杏奈の祖母だったことがわかりますが、序盤でそれをにおわす場面がありました。その場面に全然気づかなくて「突飛な脚本だな」くらいにしか思っていなかったです。
 正直泣きました。ええ、泣いちゃいましたよ。久子さんが語ってくれたときはね。一番泣いたのは杏奈が「母です」と紹介した場面ですよ。待ってました、そのセリフ!
 でもねえ、原作未読ですが、原作だと舞台は英国ですか。杏奈もアンナという白人の女の子なんですよね。それを今回は北海道に置き換えています。マーニーも日系に置きかえてほしかったです。
 なんか、いまだに日本は西洋に憧れているのかなと思ったわけですよ。西洋に対する劣等感をまだ持ち続けていて、白人のほうがかっこいいとかきれいとか、憧れてしまっているのかな。そんな憧れはそろそろ捨てちゃいなよ、日本。こんなことを考えながら鑑賞しました。
 ところで、杏奈が周囲の同じ年代と親しく接するのが苦手なのは今後おいおい解消する感じですかね。年下か年上と付き合うのはそれなりにできそうだからうまくやっていけるんじゃないですかね。でも、ふとっちょデブは1年上かな。
 では、舞台となった岸崎別(字は合っているだろうか)がどこなのかを特定したいと思います。岸崎別という地名はおそらく存在しないはずです。調べてみたらやっぱり出てきませんでした。では、モデルとなった地域はどこでしょうか。
 杏奈が札幌から特急スーパーおおぞらに乗って、場面が変わると既に岸崎別駅で降りるところでした。岸崎別駅の場面で列車の行先が「根室」になっています。根室行の列車はすべて釧路始発なので釧路で特急から根室行に乗り換えたのは間違いないです。では、花咲線のどのあたりなのか。
 岸崎別駅にはなんと駅員がいました。いまどきこんな路線で駅員がいるなんてかなり珍しいでしょう。花咲線で駅員がいそうな駅を調べてみたら厚岸駅だけでした。というわけで、岸崎別のモデルは厚岸なのでしょうね。
 駅前も大きな町です。釧路〜根室であんな大きな町なんてなかなかないですし、道路が4車線でしたし、やっぱり厚岸なのでしょう。厚岸の国道に4車線区間があったかどうかは覚えていませんが。
 杏奈がたびたび出掛けた入江も厚岸湖なのでしょう。
 北海道は良いところです。国道334号線のアップダウンを繰り返しながら東へ走ると遠くに知床や斜里の山並みが見えます。その眺めが最高です。この映画も北海道もおすすめです。