2014年アメリカ
監督:ウォーリー・フィスター
製作:クリストファー・ノーラン
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世界初の人工知能PINNを開発したウィル・キャスター(ジョニー・デップ)と妻エヴリン(レベッカ・ホール)は、人工知能が人間を超越する技術的特異点を模索していた。その矢先、反科学技術組織RIFTの凶弾に倒れる。そこで、ウィルの意識をPINNにアップロードしようとする。
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ジョニデ演じるウィルはすぐ死にます。そこから物語が始まります。ウィルは人間を超越する存在になりますけど、そのことが世界の大きな変化につながろうとするわけですね。
はっきり言って人類補完計画ですわ。ウィルは欲望の赴くままに物事を進めていって、人類はそれを脅威として受け取るわけです。
科学技術が人類に明るい未来をもたらす場面もありますが、結局はそれは使い方を間違ったというか、愛ゆえに、愛ゆえに、暴走したのでした。
てっきりウィルの望んでいたことだと思っていましたが、そうではなかったのですね。ウィルはエヴリンのことを愛していたからこそ、このような結末を迎えたわけです。
さて、エヴリンの一連の行動が釈然としません。ウィル同様に天才的な科学者の1人だと思われる人間が、こんな行動を取るのかなと疑問です。ウィルが凶弾に倒れたことで正気を失ってしまったのか、たった1人で暴走しているようにしか見えない部分があります。ちょっとふらふらしすぎていたかな。愛する人のこととなると人間はこんな感じになりますよという映画なのでしょうかね。
科学は使い方次第でした。
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すみません、ここから追記です。映画冒頭で日本語ナレーションがありました。字幕のはずなのに吹替だったのかなと混乱しました。
あのナレーションはいらない気がしますけどねえ。映画を観たらわかることだし。
あ、それと、終盤でコンピュータの表示にカタカナで「コンピューティング」というのがありました。ディズニーの日本語吹替みたいだなと思いましたが、何のつもりだったのでしょう。気になります。
以上です。