2014年アメリカ
監督:マーク・ウェブ
脚本:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ジェフ・ピンクナー
音楽:ハンズ・ジマー
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スパイダーマンとしてのピーターはニューヨークを守るヒーローとして受け入れられつつあった。しかし、付き合っているグウェンとの関係が悪化する。ヒーローと普通の若者の二重生活に苦しむ毎日に新たな敵が出現した。
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もともと観に行く予定がなかったんですよ。前作を映画館で観て、つまらなかったので続編はもういいかなと思っていました。しかし、ライムスター宇多丸さんがやたらと褒めたものですから、一応観ておこうかな、と。
というわけで、面白かったです。かなり良いです。
宇多丸さんが言っていたとおりの感想になっちゃっています。前作ではヒーローという自分をもてあそんでいる、無責任だと批判した私ですが、今回はそんな前作が吹き飛びました。
スパイダーマンとしての運命をピーターは背負っていた、肉体的にも精神的にもきつい戦いを続けるピーターは軽快で生意気なおしゃべりをすることで精神を保っている、そしてデイン・デハーン演じるハリー・・・・・・。
最高じゃないですか。
全身タイツのスパイダーマン自体があまり好きじゃなかったのですが、今作で惚れました。かっこよすぎです。
それに、戦いを終えてスパイダーマンのスーツを脱ぐときのピーターの苦しさも伝わってきました。
前作を批判したことを謝ってしまいましたよ。でも、前作は前作でダメだと思いますけどね。
のぼせている状態なので、今作にもしダメなところがあったとしてもそんなの全然わかりません。
デハーンは「クロニクル」で観させてもらいました。ええ顔しとるなと思っていました。今作もデハーンならではの役柄ではありませんか。
クロニクルでデハーンは皆の注目を集めようとするおそるべき場面がありました。それとよく似た人物とよく似た場面がありました。そのあたりの意識もあったのでしょうか。
クライマックスは驚きました。まさか、ね。いや、目を開けると思ったんだけどなあ。まさか、ですよ。過酷です。
ダメだと思った映画は口汚く罵る、面白いと思った映画はうまく書けない、というわけでごめんなさい。