やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

2013年鑑賞映画感想/ダーケスト・アワー 消滅/妻は告白する/シャレード

246.ダーケスト・アワー 消滅
 2011年アメリカ。監督:クリス・ゴラック、脚本:ジョン・スペイツ、製作:ティムール・ベクマンベトフ
 出演:エミール・ハーシュオリヴィア・サールビーほか
 ビジネスチャンスをつかむためモスクワを訪れた若き企業家ショーン、その晩突然停電に見舞われる。空から正体不明の光が降り注いだ。しかし、それは見えない侵略者だった。襲撃が始まり、次々と人間たちが粉々になり消えていった。

 製作が『ウォンテッド』の人、脚本が『プロメテウス』の人、主演が『イントゥ・ザ・ワイルド』の人、けっこうな布陣ではありませんか。それに、低予算といっても円換算で30億円の製作費です。
 宇宙人による侵略となると、映画の前半が派手で後半がしょぼくなりがちですが、これもそんな感じです。ただ、見えなくて弱点がわからない相手に反撃を始めていく流れは面白いです。それくらいかな。
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247.妻は告白する
 1961年公開。監督:増村保造、脚色:井手雅人若尾文子主演。
 円山雅也の小説作品を映画化。
 滝川彩子(若尾)は薬学部助教授の夫と製薬会社社員の幸田と3人で険しい山を登坂中、夫が滑落した。3人ともザイルでつながれていたため彩子も落ちてしまう。その後、彩子はザイルを切断して幸田と共に生還した。しかし、これは保険金ほしさに殺意を持ってザイルを切断したとして裁判にかけられる。映画は裁判の一部始終を舞台とする。

 邦画の傑作だよということで内容も知らずに鑑賞したことをお許しください。
 観終わってみると胸糞悪い内容で気分がおかしくなりました。彩子のことを信じていたのに裏切られた感じです。でも、冷静になってみると、あの状況なら誰でも同じことをしたと思います。
 弁護士の発言、「無実かどうか僕にはわからん」って! おいおいおい! 彩子がいくらわからない女だからって、弁護士がこんなことを言ったらおしまいです。
 ただ、裁判の結果がどちらであれ、日本は刑事事件に対する考え方がひどいです。逮捕=犯人となってしまう社会ですし、有罪となったとき初めて犯人となるはずですから。さらに、司法、警察、検察もひどいものです。社会のそのような状況をまるで利用しているかのようです。
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248.シャレード
 1963年アメリカ。監督:スタンリー・ドーネン、脚本:ピーター・ストーン
 フランスのスキー場でケーリー・グラント演じる謎の男に惹かれたレジーナ(オードリー・ヘプバーン)がパリの自宅へ戻ってみると家具がいっさいなくなっていた。その直後、地元の警察から夫の死を知らされる。葬儀の会場には見知らぬ男3人が現れ、夫も含めた彼らが戦時中の軍資金25万ドルを横領していたことを知ることとなった。男たちはその金が夫とレジーナのもとに隠されていると信じて、レジーナは狙われるようになった。

 オードリー・ヘプバーンがやっぱりかわいいです。
 劇中でやっていたオレンジを渡していくゲームは実際にやってみたいです。
 ミステリーのほうは、王道を行っている感じかな、と。オープニングが面白いですね。