やくもとうずしおをがっつりと

目指していた国道完走と鉄道完乗は終わりました。日本のすべての国道を走り、鉄道に乗ったのです。

映画「エリジウム」(字幕)を観た感想(ネタバレ)

2013年9月公開。
ニール・ブロムカンプ監督・脚本。
主演マット・デイモン、他出演ジョディ・フォスターシャールト・コプリーなど。

 2154年。地球は人口増加と汚染により荒廃してしまった。富裕層は宇宙のコロニー:エリジウムに居住していた。地球ではその日の暮らしすらままならない人々で溢れているが、エリジウムでは高度に発達した科学技術により老いや病とは無縁の豊かな暮らしが営まれていた。
 そんな中、マックス(マッド・デイモン)はアンドロイド工場で働いていたがある日事故により余命5日となってしまった。エリジウムであれば死から逃れられるため、なんとかして密航を企てた。だが、それは人類全体の運命に大きく影響することとなる。

 『第9地区』から4年、ニール・ブロムカンプ監督の新作がついに登場です。第9地区は本当に大好きです。でも、今作もそれに匹敵するような良作なのか不安でした。
 それで、今作ですが、終わり方が大好きです。
 マックスの行動によってエリジウムの市民だけが享受していた超科学の利益を地球の貧困などで苦しむ大勢の人々も受け取ることとなりました。
 貧困層と富裕層の対立など、何かしらの対立を描くSF映画などでは科学の進歩を否定するものもあります。
 しかし、この映画は高度に発達した科学技術を否定するどころか、人々を救う力として描いてみせたのでした。
 マックスを叩きのめして彼の発言を否定したアンドロイドが、最後はエリジウム武装警備員から攻撃されそうになっていた地球の人を助け、さらには多くのアンドロイドが地球に降下して医療機器で人々を無差別に救っていくのです。
 もう、この結末を見せてくれただけで十分です。超科学万歳です。
 結局エリジウムが瀕死だった理由などはよくわからないままでしたが、そんなことは忘れてもいいです。おそらくエリジウムの政治体制が腐敗していたとかそういうところでしょう。
 第9地区のパワードスーツによる戦闘が大好きでしたが、今回もパワードスーツが登場しましたね。マックスを執拗に追跡する男がなんと第9地区で主人公だったヴィカス役の人でした。彼は今回は頭のおかしい敵役として暴れまわります。しかも今作でもマックスに対抗してパワードスーツを着用して攻撃してきたのでした。
 最高ですよ。
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