やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ワイルド・スピードEURO MISSION」を観た感想(ややネタバレ)


 2013年公開。アメリカ。ジャスティン・リン監督。
 前作でリオデジャネイロの犯罪王から大金を強奪し、逃亡生活を送っていたドミニクの前に、FBI特別捜査官ホブスが現れた。高度な運転技術を用いて世界各国で犯罪を繰り返す巨大組織を壊滅させるため、ドミニクとそのチームにホブスが協力を要請してきた。ドミニクは、死んだはずの元恋人レティが、その組織を率いる元エリート軍人のショウに協力していると聞かされ、その真偽を確かめるためにもホブスの依頼を引き受ける。結婚して子供が産まれた相棒のブライアンも巻き込んで仲間のドライバーたちを再び招集し、ショウ一味を追跡するドミニクだった。

 映画館で鑑賞です。機器の故障で上映が遅れるというトラブルがありました。このトラブルで最も恐れたのは客がざわつくことです。ほかの客が落ち着いてくれなくなるんじゃないかと思いましたが、上映が始まってみると静かにしてくれたので助かりました。
 面白かったです。
 3作目の東京を舞台にしたときは観ていないのですが、ワイルドスピードは安心して鑑賞できるシリーズになりましたね。ここまで続くとダメになるものなのですがね。
 物語そのものは行き当たりばったりの感じがしますけど、アクションがそんな物語のダメさを吹き飛ばしてしまいました。無理やり楽しませてくれる作品です。
 予告でひらべったい特殊な車がやたらとパトカーを横転、ぶっ飛ばす場面がありましたが、それは前半で終わってしまいます。なので、後半は楽しい場面がないんじゃないかと思いましたが全然そんなことはありません。見せ場の連続です。
 高速道路で戦車が暴走して車を次々と破壊する、そして最後は離陸しようとする大型輸送機と車の対決です。離陸で使われた滑走路がめちゃくちゃ長かったですけどね。1万mはあるんじゃないかというくらいです。航空機が離陸するのにあんなに長く滑走することはありえないですけど。まあ、そんなツッコミは野暮ってもんですよ。
 それにしてもドミニクの死んだはずの彼女レティを演じたミシェル・ロドリゲスですけど、彼女はシーシェパードを応援しているらしいです。それがずっと頭の中にあって、レティが出るたびにイラッとしてしまいました。シーシェパードを応援している俳優はほかにもいそうなので調べないようにしています。知ってしまうと映画鑑賞の邪魔になると思いますので。
 ドニミクたちの仲間にハンというアジア系がいます。
 彼が作中で東京がどうのこうの言うわけですよ。これはもしかして3作目の東京ドリフトとつながっている部分があるのかな、もしかして次回作が決まっていてその舞台も東京なのかなと思ったわけです。そしたらラストでハンが東京に飛び、東京の道路で暴走して、そして、まさかのジェイソン・ステイサムが登場です。さらに、ジェイソン・ステイサムがハンを殺害しました。
 どうやら、ハンは東京ドリフトのときに死んでいたようなんですね。ということは、今作で無理やり東京ドリフトを時系列の中に組み込んで、無理やりつなげた形にしたということなのでしょうか。東京で一度やっているのにまた東京というのはどうなのでしょう。たしか東京ドリフトは評価が低いはずです。それを焼き直すのかもしれません。
 ただ、次回作の監督はジャスティン・リンではなく、またしてもまさかのジェームズ・ワン監督らしいです。ワイルドスピードを撮るような監督とは思えなくて心配です。
 ワイルドスピードはいつも日本車を扱ってくれるのでうれしい映画です。今回も日産GTRが活躍です。それとスバルBRZが出ていたようですが、わかりませんでした。ブライアンの息子はどうやら日本車好きに育ってくれそうでものすごくうれしいです。
 ロンドンでのカーアクションでアストンマーチンが活躍したのはやっぱり007オマージュでしょうか。セリフの中にも「007」が出てきますし。
 以上、次回作7作目にも期待です。
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