やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

今回の賽の目クソ映画『恋空』

 観るべきクソ映画をサイコロを振って決め、このブログで感想を述べる、この企画を終わらせます型企画第15回最終回です。さて、前回サイコロで当たったクソ映画は『恋空』。
 2005年から美嘉によって執筆が始まったケータイ小説を2007年に映画化。今井夏木は今作が監督初作品。文春きいちご賞2007年度第2位を受賞。原作者がモデルのヒロインを新垣結衣が演じ、せつない恋とその衝撃的結末を描く・・・。

 まあ、アレです。前回のヴァンガード感想の最後でサイコロを振って恋空が当たったなんてウソです。この企画の最終回に『恋空』こそがふさわしいと思って、サイコロを振らずに決めました。
 TSUTAYAへ行ってみると、怒りがわいてきました。どうしてこんなものに100円を払わなければならないのか。もったいないなあ。ブツブツ言いながら邦画の棚から恋空を探しましたよ。なかなか見つからないし、「こ」の段にないし。ふざけんな。無駄な時間を使わせやがって。
 このクソ映画企画は今までは当てた映画を観るまで「もしかしたら面白いかもしれない」と思いつつ構えていましたよ。でも、今回ばかりは、ねえ。
 129分、長い!
 それにしてもこれだけは言えます。新垣結衣はかわいい。それが再確認できる映画でした。本当にかわいいです。ところが、そんなかわいい新垣結衣も、序盤は新垣結衣に見えましたよ、でもだんだん美嘉としてみえてくるのです。ふしぎ! ヒロが「しにたくないよ」と言ったときに「絶対死なないよ。美嘉が死なせないよ」と声をかけたのは怒りがわきました。不治の病のヒトにそんなことを言えるなんてすごいね!
 あとねえ、これはねえ、本当に申し訳ないけど、ヒロが死ぬことを美嘉が知った場面ではちょっと泣いちゃった! この件に関しましては、本当に深くお詫び申し上げます。ダメだ、本当に。こんな映画で泣くなんて私は人間としてダメでした。クズと呼ばれてもしかたないです。僕ちゃんはスイーツ脳だねっ。
 ジェットコースターみたいな映画でね、次から次へと大事件が起きるし、1年をどんどんすっ飛ばしていくし、よくもまあ129分に詰め込むことができたもんですわ。
 YOUTUBEの恋空レビュー動画がおすすめです。あと、恋空のアンサイクロペディアもおすすめです。(165)
 というわけで、この企画も終わりー! さようならー!