やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

2013年鑑賞映画感想/スリ/僕達急行 A列車で行こう/アラバマ物語

124.スリ
 2008年香港。みんな大好きジョニー・トー監督作品。スリで稼ぐヤムヤムはある日美女と出会う。ところが、その後ヤクザ風の男達に痛めつけられてしまう。同じスリの仲間も痛めつけれていることがわかり・・・。
 音楽がなんか下手でノイズでした。変な効果音もかっこ悪いのでやめていただきたいです。スリ対決はちょっと笑えるかっこよさで、変な映画です。

126.僕達急行 A列車で行こう
 2012年公開、森田芳光監督遺作。
 なんつうか、こいつらは他人の好き嫌いをいっさい理解しませんなあ。歩み寄りがありませんなあ。戦争がなくならないわけですね。ただ、こいつらには自分の好きなことに対してかなりの自信があり、だからこそ周りの人間に押し付けるくらいの力強さがあります。その中で筑後社長は自分の趣味が通じそうにない相手の前では自分を閉ざすようで、失礼ながら私みたいだな、なんて。
 それにしても人物の名前に無理がありますな。無理やり特急や急行の名前にしているので、耳障りが悪いです。にちりんとかゆふいんとか。
 私は乗り物全般好きなので、この映画も好きです。最後に、鉄道に乗りながらの酒はめっちゃうまいですよ。周りの乗客にとっては迷惑かもしれませんがね。

127.アラバマ物語
 1962年アメリカ。ロバート・マリガン監督。1932年メイカムという名の町、人種差別が残る中で黒人青年を弁護するアティカス・フィンチの物語。
 ずっと法廷ドラマとして展開するのかと思いきや最初は少年たちの好奇心が物語を展開させます。面白い構造でした。ただ、黒人を救うのが白人という、ヒーローは白人なんだという感じがあって、わずかにすっきりしない部分もあります。