観るクソ映画をサイコロを振って決め、このブログで感想を述べる、意外と良い映画に出会うじゃないかと思いきやとうとう大本命が来ちゃいました型企画第11回です。さて、前回サイコロで当たったクソ映画は『お姉チャンバラ THE MOVIE』。
2008年邦画。福田陽平監督。日本刀を持ったギャルを操り、返り血を浴びながらゾンビを次々と斬り殺すゲームの実写映画化。PG-12指定。
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なんか、クソ映画企画なのに前回はけっこうな良作で油断していたところ、とうとう当ててしまいました。
これ、マジでクソ映画ですよ。
まず、画面が暗くてただ単に見づらいだけです。
あと、殺陣が下手で、そして、私の嫌いな演出スローモーションまでやっちゃいました。
それに、この世界をゾンビだらけにしたという研究者の登場場面ではしばらくの間研究者の独白が続きます。こいつ、いったい何を独り言言っちゃってんの。
どいつもこいつも演技は下手くそときたもんだ。
この映画はゲームをプレイした方にしか楽しめないんじゃないですか。血が飛び散って、画面に付着する演出もゲームならではの演出であって、それを映画でやるべきじゃないでしょうに。ゲームを知らない人間が観たらダメですよ、この映画は。
何も良いところがございません。それでも、上映時間はわずか80分です。それだけ我慢していれば映画は終わるので他の長いクソ映画を観るよりはおすすめです。(122)
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さて、次回観るクソ映画を選びます。クソ映画リストは残り32本、選ぶ過程は省いて選ばれたのは『チョコレート・ソルジャー』です。どう考えてもチョコレートファイターのパクリですね。ご期待のなきよう。