あらすじ:
突然地球に現れた黒色のゴーカイガレオン。時同じくして、エネトロン防衛のために出動した特命戦隊ゴーバスターズの前に立ちはだかったのは、かつて宇宙帝国ザンギャックから地球を守り抜いた海賊戦隊ゴーカイジャーだった。
彼らは、敵であるはずのザンギャックの新司令官バッカス・ギルらと手を組みゴーバスターズと敵対した。全てそろうと宇宙で最も強大な力が手に入ると伝わる、5つの幻のレンジャーキーを巡る争奪戦が展開される中、そのレンジャーキーの力によって生じた時空の歪みに巻き込まれ、ゴーバスターズとゴーカイジャーは様々な時代へと散り散りになってしまう。
元の時代へ戻るべく、そして幻のレンジャーキーを回収すべく彼等が奔走する一方、ザンギャックはヴァグラスとも手を組み総攻撃の準備を着々と進めていく。
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ゴーバスターズはほとんど観ていません。合計4話くらいかな。
でも、ゴーカイジャーは大好きでした。だからこそ、この映画を観に行ったのです。
ゴーバスターズはスーパー戦隊シリーズの中でも少しはずれるといいますか、パラレルワールドという設定です。その設定をすることで一線を画したつもりでしょう。
ところが、海賊戦隊がそれを許しません。パラレルワールドだろうが、知ったこっちゃない。ゴーバスターズにも絡んでいきます。
パラレルワールドという設定のゴーバスターズの世界に海賊戦隊の敵ザンギャックが侵攻するのはおかしな話でして、つじつまの合わない部分が多くなっています。
ゴーカイジャーはTVシリーズの最後で地球に侵攻してきたザンギャックを壊滅させたところで終わります。ザンギャックは遠い宇宙から来た奴らですから、本星がどこかにあるはずです。いずれはその本星をつぶす必要があります。
その本星について、今作で触れられていました。なんと、ゴーカイジャーはついに本星へ乗り込んだのです。ところが、返り討ちに遭ってしまいました。ゴーカイガレオンも破壊されてしまいます。
そこでゴーカイジャーはザンギャックに投降する振りをします。その振りをしている間に、ザンギャックが握っている幻のレンジャーキーを奪おうとしています。今作ではザンギャックと行動を共にするゴーカイジャーとゴーバスターズの戦いから始まります。
投降中のゴーカイジャーがかっこいいんですわ。特にアイムですわ。黒い衣装に、左眼を隠す髪。良いですわ。
やっぱりゴーカイジャーは面白いです。
さて、今作ではゴーカイジャーの少々無茶な作戦によって、ゴーカイジャー他多数がいろいろな過去へ飛ばされてしまいます。それを救うべくゴーバスターズが時間を超えます。それで、もとの時代へ戻るときにゴーバスターズのサポートロボットが壊れてしまうわけです。
壊れるに至る原因はゴーカイジャーに原因があると思いますが、ゴーカイジャーが謝るとかそういう場面がありません。そこはしっくり来ません。
あと、あまりにも簡単にゴーカイガレオンを調達してきてしまうし、子供向けとはいえ、子供騙しになっているのではないですか。もうちょっと責任のあるしっかりとした作りをしていただきたいものです。
とにかく、スーパーヒーロー大戦2が近づいているのでそちらも期待します。(30)