やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を観た感想(ややネタバレ)


 11月19日月曜日の21時に観ました。徳島の映画館がほぼ満席になるなんて、こんな混雑ぶりはいつ以来でしょうか。記憶にありません。知っている方もいたり、翌日には、他の方がいることもわかったり。
 隣のグループが、ずっとケータイをパカパカしやがって、これだけ客が多いとマナーもだいぶ落ちますね。
 今回はあらすじ無しです。書けません。書きたくても書けません。難しいです。

 さて、まずは同時上映の「巨神兵東京に現る」からです。
 あのナレーションがウザいです。淡々と東京を破壊する特撮映像だけ流しておけばいいのに、ナレーションが邪魔をしてくれました。おそらく、エヴァQにつながることを言っているのでしょうが、右耳から左耳へ流れていくだけでした。エヴァQにつながるなんて、考えすぎかもしれませんがね。

 それで、エヴァQですが。
 燃えました。
 鳥のような巨大戦艦ヴンダーの登場には参りました。試験もせずにいきなりの主機始動から主砲発射まで、いいじゃないですか、燃えずにいられますか。
 空母をはるかに上回る大きさですから、全長1000mは超えていそうですね。巨大戦艦はすばらしいです、よくぞ出してくれました。
 しかも、周りの空母や駆逐艦巡洋艦まで空に浮かべてしまうのですから。艦隊を従える姿に惚れます。
 あとは、シンジとカヲルがいっしょにピアノを弾いて、私の中では(アッー!)となりました。この展開は、ごく一部の女子がキャッキャッと喜びそうですな。
 まったくピアノを弾けない状態から、うまく弾けるようになる状態へ、どれほどの時間が流れたというのでしょうか。
 まあ、14年が過ぎているにしては、ミサトとリツコも年を食ったように見えません。とはいえ、ほかの人たちがしっかり歳食ってます。
 それにしても、シンジがかわいそうだなと思います。
 中二で、この状況は過酷すぎます。彼にしてみればサードインパクトなんて知ったこっちゃないし、最初は乗れ乗れ言われて乗らされて、目覚めてみたら乗るなと言われて、知ったこっちゃないっつうの。
 シンジ君がかわいそうです。
 そりゃあ暴走もしますよ。そりゃあカヲルが止めるのも聞きませんよ。無理難題が彼にとって多すぎます。

 難解な映画であって、観客それぞれの解釈があるというふうな作品にはしたくないですよ。理解できないと負けた気がしますし。
 それで、とにかく単純に考えてみるべきなんですわ。
 このエヴァQは、ゼーレとネルフとヴィレの三つ巴の戦いなんですよね。まあ、ぜーれはゲンドウ率いるネルフに騙されているようで、今回消されることとなりましたが。
 ゼーレは人類を統合してしまいたい、ネルフもしくはゲンドウはゼーレを利用して人類補完計画を利用して行方不明の妻と会いたい、ヴィレは人類を今の状態のままなんとかしたいってただそれだけなんですよね。そうなんですよね。
 ただそれだけのことを難しい言葉を使って描いているのですよ、そうなんですよ。

 final待ちです。
 予告の映像がめっちゃ未完成で笑ってしまいました。
 次でようやく終わりです。何年後になるのかわかりませんが、楽しみです。
 そして、エヴァはおそらくこれから先もリメイクが続くのではないかなと思います。いくらでもリメイクのできる作品ですよ。新解釈のリメイクをどんどんやっていけばいいです。観てみたいですし。