やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

長崎離島国道攻略その1


山陽九州新幹線N700系みずほ。

JR九州特急みどり。佐世保駅にて。

九州商船高速船シークイーン。佐世保港にて。

九州商船ジェットフォイル:ぺがさす。
五島列島中通島奈良尾港にて。

 最後に国道制覇の旅をしたのは2007年秋だったと記憶しております。
 私は国道制覇を目指しております。今のところ、国道約54000キロのうち約80%を走破済です。
 今回は、長年の懸案だった長崎県の離島の国道制覇に乗り出しました。長崎県本土は2005年5月に走破できていたものの、それからずっと離島を走れずにいました。沖縄を除く西日本全域を走破したにもかかわらず長崎離島だけが残されてきたのです。種子島奄美よりも後回しになってきました。
 11月6日、まずは車でJR板野駅へ。この駅はJR長距離利用なら無料で駐車できます。
 以前にも利用させてもらいました。JR板野駅はJR利用のときの基地となります。
 板野から特急と快速と新幹線と特急を乗り継いで九州は佐世保へ。新幹線みずほの速さにテンションが上がったものの、久々の苦行ですから、だりぃなあという思いが支配していました。国道制覇は人生をかけた大事業であり、自分に課した苦行です。
 佐世保駅から佐世保港までは650mです。乗換時間は35分ほど。おそらく歩いても間に合うでしょう。歩いてみたら十分間に合いました。
 佐世保から五島列島中通島へ渡ります。天気は晴れ、風がやや強く、けっこう揺れました。高速船は単胴型で、大波を必死で乗り越えていく感じでした。波を蹴るたびに虹がかかります。
 けっこう船酔いするのですが、無事に中通島有川港へ到着です。
 予約していたレンタカー会社が迎えに来ていました。営業所までバンで移動です。その間、他社のレンタカーで利用者が一旦停止違反で捕まった、ねずみ獲りの情報が入っているなど、とても重要な情報を教えてくれました。
 こちらも免許が点数ギリギリなので本当に気をつけます。
 小さな島ですが、警察がちゃんと取締をしているのですね。おそろしや。
 中通島の国道は384号線です。島内は28キロほどです。有川から奈良尾まで国道トレス開始です。
 久々の国道トレスとなりました。有川の382号線が曲者でして、1.5車線で、狭い軒先を通過するものでした。しかも、起点が全然わかりません。可能性のありそうなところはすべて通りました。
 やはり何年も国道トレスをやってないと、感覚が鈍っていて、この道が国道なのかどうかという判断が難しかったです。
 さて、とにかく奈良尾からは次の島へ向かうための船に乗ることになります。それに間に合わないといけません。ゆっくりと、速度を出さないように、それでもがんばって奈良尾に着きました。
 離島の車はあまり速度を出さないというイメージがあります。ところが、そんなことはありませんでした。みんな、制限速度プラス10ですね。しかも、路上駐車がひどいです。道の端に寄せて停めるという発想がないようで、大きく避けることになります。歩行者も飛び出しし放題ですね。
 離島で走る場合は気をつけてください。
 レンタカーの規則として、満タンにして返すというのがあります。奈良尾のGSで給油したのですが、まさかの4人がかりでした。3人が窓を拭いて、1人が給油でした。
 さて、気になる離島のガソリン価格ですが、1リッター170円でした。
 レンタカーを返却したあと、奈良尾港まで送ってもらいました。奈良尾港から福江島の福江行に乗ります。
 中通島での観光は無しです。
 ここからは九州商船の誇るジェットフォイルです。
 船内に『只今のスピード』という電光掲示板がありました。最高83キロでした。ジェットフォイルはあのボーイングが作っただけのことはありますね。速いです。
 何しろ、切符が『搭乗券』という名前ですし、発進するときのジェット音がテンションを上げさせてくれます。
 ジェットフォイルは翼を出して海面から浮きます。そのため、揺れません。
 奈良尾から五島列島福江島までは30分です。
 つづく。