やくもとうずしおをがっつりと

目指していた国道完走と鉄道完乗は終わりました。日本のすべての国道を走り、鉄道に乗ったのです。

映画『鍵泥棒のメソッド』を観た感想(ネタバレ)


あらすじ:35歳にして定職もなく、売れない役者稼業にもほとほと嫌気がさした桜井(堺雅人)は自殺にまで失敗してしまう。
その後、出掛けた銭湯で見るからに勝ち組男のコンドウ(香川照之)が彼の目の前でひっくり返り、頭を強打したせいで記憶を失ってしまった。
桜井は衝動的に彼の荷物をくすねてコンドウに成り済ましたのだが、実はコンドウの職業は殺し屋だった。

 まさか、面白いとは思いませんでした。何の期待もせずに観たのですが。
 何より、結婚相手を探している編集長香苗(広末涼子)が作中最も笑わしてくれますからね。ものすごくずれた女性です。冒頭で「結婚することになりました」と言うから、結婚相手ができたのかと思いきや1ヶ月以内に結婚相手を作って1ヶ月の交際を経て結婚しようとする計画を発表するのです。この冒頭は爆笑です。とにかく観てください。
 コンドウが殺し屋という点も注目ですよ。
 実は、殺し屋ではなかったのです。殺人が行われる場面もあるものの、実は死んでいなかったという。コンドウはあくまで便利屋であり、依頼を受けたら、依頼主を死んだように見せかけて逃亡させる逃がし屋でもあるのですね。
 というわけで、作中で死者が出ません。きれいな映画です。
 桜井はコンドウになりすますものの、自分は殺し屋になりすましてしまったと思い込んでいるので殺人の依頼もなんとかして処理しようとします。
 それは結局殺人には至らず、どんでん返しが待っています。
 さて、記憶を失って自分は桜井だと思い込まされているコンドウですが、香苗と結婚の約束をします。その約束が、記憶を取り戻したあとどうなるのか。
 結婚しないまま、約束を破るのかなと思いました。でも。どうやら最後の最後に結婚するようですね。
 みんな、良い人です。
 観ててとても心地の良い映画です。
 どんでん返しもきれいですし、物語もすっきりしていますし。
 それにしても、今月は映画館で香川照之を3回観ました。映画に出すぎでしょう。先月も映画館で香川照之を観ましたよ。この人のスケジュールはどうなっているのでしょう。気になります。