やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

映画「七つまでは神のうち」の感想

 まずはあらすじから。本サイトによると。http://nanagami.com/
『物語は、3人の少女と1人の母親、それぞれが別々の失踪事件に巻き込まれるところから始まる。女子高生まゆは腕にリストカットの痕が大量にあって、教会に通い続けている。そんな彼女がある日突然失踪した。その後も2人の女子高生が失踪。』
 映画の冒頭は、日本国内の年間行方不明者数は10万人ですよ、そのうちの9万人は行方が知れるけど残りはわからないままですよ、なんてものから始まりますからホラーじゃないのかなと思ったりします。ところが、おっそろしい市松人形が出てきたのでホラーかなと思わされたり、いやいや、バールを持ったブルーカラーのおじさんが襲ってくるからスリラーなのかなと思わされたり、最後まで観ないと話を理解できない構造になっていました。時間の流れが錯綜していますし。
 ううん、どうなんでしょうねえ、あまり書いてしまうと完全なネタバレになってしまう内容と構造だと思います。ネタバレを知ってしまうとこの映画を楽しめなくなるのが欠点ではないでしょうか。
 私はレンタルビデオで「ほんとうにあった呪いのビデオ」シリーズをほとんど見ていたり恐怖映像が好きですが、映画館でホラーをまったくと言っていいほど見ていないです。そのせいか、今回は映画館でけっこうビクビクしながら見ることができました。ちょっとぼろい壁がうっとうしくらいに恐くて。やっぱり映画館は良いところだなと再認識することができたと思います。「実はこの場面はアレでした!」というのもあり、場面と場面のつながり方が面白いですな。
 ところで、この映画ってもしかしてアイドル映画ですか。まゆ役とれいな役がかわいかったです。でもねえ、最後ねえ、あんなことになってしまって、南無南無。
 もう書けない! これ以上は無理です。制作費がかなり安いらしいけど安さを感じないし、監督の三宅隆太さんの手腕はすごいのかもしれません。唯一燃える場面だけはダメダメだったということで、あとは、私はこの映画を理解できずに終わるのではないかという不安に襲われたりもしましたが最後まで観たらなるほど納得ですし、皆さんも映画館で見たほうが良いですよ。
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