やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

後輩が徳島にやってきた

 後輩といっしょに徳島を観光、2日目でございます。後輩がお寝坊さんということで、私は後輩と合流するまでの間、徳島駅前の阿波踊りを見学していました。朝10時、徳島駅前で阿波踊りです。テンション上がりますよ。血が騒ぎます。


 そのあとは後輩と合流して、鳴門の渦潮を観に行きました。鳴門海峡には徳島が世界に誇る渦潮があります。その鳴門海峡に架かる大鳴門橋の使われることなく残されてしまった鉄道空間を利用してつくられた「渦の道」というものがあって、海峡の真上から渦潮を観ることができます。地元だけどまだ来たことがなくて、今日が初めてでした。大潮の時期でして、海峡の西と東で海面の差ができるほど激しい海面差ができていました。そのためかなり激しい潮流を観ることができました。でも、ちょっと汚くて、きれいな渦潮を観ることはできなかったです。きれいな渦潮が観れるのは4月ごろですね。

↑渦の道には床がガラス張りのところもあります。それを怖がる人もいました。

大鳴門橋は上に道路があって、内部はこんな感じです。鉄道空間になるはずでした。

↑淡路島の方向を観たらこんな感じです。

↑ガラス張りの床から渦潮を観たらこんな感じです。海面から橋まで45メートル。

↑渦の道から紀伊水道、東の方角を観ました。西から東に向かって潮が流れています。

↑激しい渦潮の上に観潮船(観光客を乗せて間近から渦潮を観る船)がいます。

↑この人を観た後輩は「シコを踏んでるみたい」って。私です。

↑真上から渦潮を観る渦の道、海面から渦潮を観る観潮船以外にも展望台があります。
 このあと、徳島市内へ戻りました。私が徳島の秋葉原であるポッポ街を案内しました。「こんなのがあって徳島はうらやましい」とのこと。ありがとうございます。マチアソビというイベントをやっていることも「うらやましい、来てみたい。楽しそう」と言ってくれました。ありがとうございます。
 さて、今日8月12日から15日まで徳島市内は阿波踊り一色に染まります。渦潮以外に目立った観光地がなく、観光客がたいへん少ない徳島ですが、この4日間で100万人の観光客を集める徳島の大イベント阿波踊りとなります。たまたま演舞場(阿波踊りを桟敷に座って観ることができる場所)のチケットを入手することができまして、後輩といっしょに阿波踊りを観ました。私にとっても久しぶりの阿波踊りでした。

阿波踊りには「連」と呼ばれる踊りのグループがありまして、これは阿呆連。有名連です。

徳島市姉妹都市である仙台から来たすずめ踊り。

↑娯茶平。男踊り。私はこの連を世界一の技術を持つ阿波踊りの連だと思っています。絶対すげえんだって!

↑娯茶平の女踊り。

↑これも有名連なんですけど、名前忘れた……。女踊り。

↑男踊り。女踊りは女性しか踊りませんが、男踊りは女性も踊ります。女性がやる男踊りはまた違った風情がありますよ。

阿波踊りは男踊り、女踊りに音を添える笛、三味線、太鼓、鐘があります。

↑これはたぶんすいきょう連かな。

↑すいきょう連の女踊りかな。
 阿波踊りを観終わったあとで、後輩と意気投合したことがありました。それはufotableがつくった阿波踊りとアニメをコラボさせたポスターについてです。ポスターには、去年も今年も女踊りしか描かれていません。でも、女性は男踊りも踊ります。女性がやる男踊りにはまたちがった感じというか、色気というか、萌えというか、カッコよさがあるのです。それもポスターにすべきだという私の意見にかなり同意してくれました。ありがとうございます。というわけで来年のポスターには女性の男踊りも描きましょう。
 久々に楽しませてもらった阿波踊りですが、苦言があります。ここから下は徳島の観光に対する苦言ばかりです。
 演舞場で桟敷席に座ってゆったりと良い位置から踊りを観るには金を払わないといけません。チケットは入手困難です。それだけの価値がないとだめですよね。
 阿波踊りの連には有名連のほかに企業の社員がやっている企業連、大学の学生で構成される学生連などいろいろあります。今日の演舞場で観た阿波踊りは、有名連がサポートする企業連による踊りがほとんどでした。やはり、企業連は下手です。だいたいは企業の宣伝です。金を払ってまでなぜそんな阿波踊りを観ないといけないのかたいへん疑問です。できれば有名連の踊りだけ観たいです。有名連は歴史があって、厳しい練習を積んで高い技術を見せてくれるのですが、その有名連が企業連のサポートに回ってしまって、満足に有名連単独の踊りを観ることができませんでした。これでいいのか、阿波踊り
 有名連だけが踊りに来てくれる有料の演舞場を設置するべきではないですか。無料の演舞場を設置して企業連は無料の演舞場で踊ればいいのではないですか。企業連は、会社が金を出して無料の演舞場を維持するくらいのことをしたほうがいいと思います。
 もちろん、大塚連(徳島が誇る大塚製薬の連)のように厳しい練習を積んでたいへん上手な踊りを見せてくれる企業連もあります。そういうところは有料の演舞場で踊ってもいいでしょう。
 あと、徳島には大勢の観光客を呼べる、ネームバリューのある観光が阿波踊りと渦潮しかないので、なんとかして阿波踊りを年中できればいいなあ、と思います。
 もちろん、有名連以外の連だって、企業連やにわか連もそれなりに練習して、わずか4日間のために努力を重ねたでしょうが、有名連はそれ以上の歴史があって、ものすごく厳しい練習を積んできた人たちですよ。私が一押しする娯茶平という連は泣くくらい厳しいというじゃないですか。そういうところを優遇すべきですし、有名連も企業のサポートなんかしないでほしいです。
 金を払って演舞場のチケットを手に入れたお客様に対して失礼なのではないですか。
 阿波踊りへの苦言は以上で、もうひとつ、徳島バスの路線バスにも苦言があります。徳島バスさん、接客悪すぎですよ。徳島市営バスの接客を見習ってください。公務員というか行政や役場がやっているような市営バスに接客で負けてどうするんですか、徳島バスさん。徳島市営バスは乗客に対してたいへん丁寧です。バスから降りてきて説明してくれることもあります。
 それに対して徳島バスは敬語ですら無いんですよ。バスの乗り方や行き先が分からないお客さんに対して面倒くさそうにして、説明もしないで、いったい何を考えているのでしょうか。バスの運転手は、観光地の顔ですよ。観光客に接客しているという自覚がないですよ。ただでさえ、徳島は観光客が少なくて、観光が弱いのに、バスの運転手がひどい接客をしたら台無しです。また徳島に来てくれるかもしれないお客様を逃していますよ。せめて鳴門公園などへ向かう観光地の路線バスだけも改善する努力をするべきではないでしょうか。