やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

和歌山をがっつりと 寒風吹きすさぶ阿紀航路編

今まで書いてきた『和歌山をがっつりと』シリーズは下記のアドレスの通りです。
http://d.hatena.ne.jp/uraomotenoraneko/20091126/1259227868
 11月22日(日)午後。さあ、和歌山へ遊びに来た目的はいくつかありましたが、最後の目的を果たしに行くとしましょうか。最後は、花山温泉です。この温泉はすごいんだぜ。

 花山温泉の駐車場に入れるとき軽くぶつけてしまいまして、車が傷つきました……。バック駐車は苦手だよぉ。ちなみに相手は岩でして、岩は無傷でした。
 入浴料は高めの1000円ですが、私は学割を使って700円にしました。19時以降は600円で入浴できます。今日は、久々に、温泉用のめがねを持ってきました。メガネってあたたかい水に弱いので注意しましょう。
 体を洗って、湯船へ向かいました。すると。湯船にびっくりです。お湯はものすごく濁った茶色です。底がまったく見えません。もうひとつ、驚くことがあります。湯船の縁が、沈殿物で完全に固まってしまっています。たぶん、セメントか岩か何かで湯船ができているはずなのですが、その湯船を茶色の沈殿物が完全に覆ってしまっているのです。
 湯船に入るときは本当に注意しましょう。底が見えないし、湯船が沈殿物によってごつごつしています。まともに歩けません。私は、この温泉を体験したくて、今日やってきたのであります! いやあ、本当にすごいですよ。画像をお見せしたいのですが、何しろ温泉です。他にお客様がいらっしゃいますので、撮影はできませんでした。
 お湯の中に手をつけてますと、てのひらが見えません。それくらいお湯は濁っているのです。濁り湯が好きな私としてはたまりませんわ。私のあとから両肩にものすごいいれずみの彫られたおじさんが入ってきたのです。おじさんは肩までお湯につかったのですが、いれずみがまったく見えなくなりました。この湯はすごいです、いれずみ隠しの湯です。
 ちなみに、温泉の入り口には『いれずみお断り』と書かれています。
 さあ、温泉を楽しんだあと、私は和歌山名物の有田みかんジュースを購入しました。300円もしました。混ざりものの味がまったくしないみかんジュースでしたよ。でも、300円も出す価値はないかも。
 さて、車に戻って、和歌山港へ向かいました。行きも帰りも南海フェリーで、1000円です。港へ着くと、予約していた便よりひとつ早い便が出港準備をしていました。あと10分で出港ですが、急いで手続きをして、1000円を払って船に乗りました。既に、船はほぼ満杯でして、客室へ入ってみると、どの客室も満杯で、外の甲板にまで客があふれていました。私もしかたなしに、寒風吹きすさぶ甲板で2時間過ごしたのでした。ものすごく寒いです。海の上なのでなおさら寒いです。
 旅をしていると、すっかり現実を忘れて楽しんでいました。しかし、帰りの船になると、学校のことや仕事のことなどいろいろと思い出されて、心がげっそりしました。徳島に近づくにつれて、現実も近づいてきて、げっそりした心がますますげっそり、そして、寒風によってますます熱を奪われていくのでした。寒風吹きすさぶ阿波〜紀伊航路、南海フェリーでございます。
 最後に、どうか南海フェリーがなくなることのありませんように。船は海上の道路であり、公共交通機関なのです。なんとしても、行政による支援をお願いいたします。
 最後の最後に、ありがとう、楽しかったです、和歌山県。当ブログのページビュー10000突破を記念した和歌山の旅を皆様にお届けいたしました。読んでくれてありがとう、駄文、失礼いたしました。