やくもとうずしおをがっつりと

ほぼ毎日19時更新。「映画鑑賞感想」は配信やDVDなど自宅で見た映画、『映画「タイトル」感想』は映画館で観た映画の感想です。稀に旅日記をやっています。

新JR四国時刻表がすべて完成

 で〜きたできたできたできたはいはいはい!えいえいおーおーえいおーおーえいえいおーおーえいおーおー! 何かができたらいつもこのメインテーマが流れるのです。この曲はちょっと昔に教育テレビでやってた、おねえさんと小さなおさるさんががんばって何かに挑戦する番組のものです。とにかく、とにかく、おいらもようやくできたのです。新JR四国時刻表ができたのです。万歳!
 でも、よく考えたら全路線の下り線だけできたのです。上り線はつくる気が無いよ〜。作るのたいへんなんだからねっ!
 昨日の予讃線下り、徳島線下り、鳴門線下りに続いて土讃線下り、後免奈半利線下り、伊予長浜線下り、予土線下りができました。
 土讃線は途中の伊野〜須崎間は土佐市を通る新ルートを経由することになり、旧路線は土佐電気鉄道のものになります。また、土佐くろしお鉄道全線がJR四国のものになります。予讃線と同様に四国新幹線の新幹線車両が土讃線に進入します。東京〜高知・宿毛で新幹線龍馬号を営業運転します。所要時間は東京〜高知4時間16分、新大阪〜高知1時間49分となります。普通列車阿波池田土佐山田で40分ごとになりますが、それ以外の区間は10分〜30分ごとに運転します。高松〜阿波池田区間快速を1時間ごとに運転します。
 後免奈半利線は快速が龍馬号と接続し1時間ごとに運転します。毎時3本の列車を運転します。
 伊予長浜線は予讃線から分離され伊予市伊予大洲となり、普通列車を30分ごとに運転します。
 予土線土讃線の列車と接続し、30分ごとに運転します。

 新JR四国の運賃ですが、乗車距離15キロ未満100円、20キロ未満150円、25キロ未満200円です。ほとんどボランティアみたいなものです。特急料金も激安ですよ。
 完成した時刻表をこのブログからご覧いただけるようにできればいいのですがねえ。

 さて、新JR四国は銀河の世界の西暦2000年からコトが始まります。某法人が四国内の鉄道やバス会社を次々と買収していくのです。この中には自治体の運営するバスも含まれます。某法人は大手ゼネコン各社に号令を発します。「金はいくらでも出すから2010年までにJR四国の路線を複線化、電化、高架化、標準軌化、直線化、時速180キロ対応化しろ」と。「それと、岡山〜丸亀に新幹線作れ。時速400キロ対応で。あと、山陽新幹線の新大阪〜岡山間もついでに時速400キロ対応にして。JR西とは話がついてるから」と。某法人に買収されたJR四国がJR各社を集めて新しい鉄道車両研究団体を発足させます。時速400キロの新幹線車両を作るためです。
 2008年になるとまず牟岐線の徳島〜阿南が先行開通します。2010年には各路線が完成し、新たなダイヤと運賃で営業が始まります。同時に四国内のバスも大きく変わります。JR四国の激安料金と同じ料金になり、どんな閑散地域でも朝早くから夜遅くまで最低でも1時間に1本が運転されます。さらにバスと鉄道の乗換時は別料金にならず、通し計算の料金になります。一部の駅がバスと鉄道を乗り換えるのに改札口を通る必要のない構造になります。さらにさらに伊予鉄道琴電、土佐電も買収されているのでJR四国と同じ料金となりますし、鉄道バス全路線共通のICカードが発行されます。
 ほとんどの駅でバスと鉄道の乗換のときに改札口もしくはバスの運賃払機を通ることになってしまい、その都度料金を支払うことになりますがICカードを持っていれば通し料金で計算します。
 2010年、四国の交通網大改正。JR四国ダイヤ改正時にCMで使われるかキャッチコピーは「ひかりは西へ」でもなく「シンデレラエクスプレス」でもなく「四国が世界最速」です。(注:鉄輪式において。)四国交通網大改正で愛媛高知香川から各地へ向かうほとんどの高速バスが廃止されますが、特急列車や四国新幹線の料金が高速バスと同じ料金になるし団体割引や高速1000円に対抗した割引も行うので安さにおいて問題はないでしょう。また、ごく一部の駅を除いて駅員を配置します。
 四国にお住まいの方で公共交通を使って通勤通学をしている方は交通費が大幅に削減されることでしょう。その代わり、四国の公共交通の収支はとんでもなく悪化します。改正前は320億ほどあった売上は利用者が増加したにもかかわらず改正後200億ほどに減少すると考えられます。経費は軽く500億を上回るでしょう。穴埋めは某法人が責任を持ちますのでご安心を。行政からの支援、税金は使いません。
 改正後、香川東部と京阪神の往来が不便になるかもしれません。それは高速バスが廃止されるからであり、高松、岡山での乗換を強いることになるからです。所要時間は短縮され、料金は変わらないのですが、やはり乗換は利用者離れを引き起こすかもしれません。そこで、高松〜鳴門〜新大阪に新幹線を建設する可能性もあります。ただ、大鳴門橋を新幹線が往来できるかどうか、また紀淡海峡に新幹線を通すためにどれほどの時間と金が必要か、そこが不安の種です。
 自動車を利用していた人々がこの改正でどれだけ鉄道とバス利用に移るか、気になるところです。